リンク


メッセージをどうぞ




中学2年生の英語の教科書に、アメリカでのホームステイを背景にしたユニットがあります。登場人物 の一人エリちゃんは、出される食事を全部食べることができなくて悩み、先生に相談します。 「そう、そう」といつも共感する場面なのですが、先日のクラスでは、突然、ある出来事を思い出しました。

夫と結婚して、二人で義母を訪れるようになった最初のころのこと。

ある朝私は、朝食にベーコンを焼くよう義母に頼まれました。夫はあまり好きではありません。 私は大きなパッケージから、三人分と思われる量を取り出して焼き始めました。すると義母は言いました:
「まぁ、全部使ったらいいのに」

別の日夕食のデザートに、ハニーデュー・メロンを切るように頼まれました。私は普通の厚さに切って、 一人分ずつお皿に取り分けて出しました。すると義母は言いました:
「まぁ、紙みたいに薄いのね」

アメリカのスーパーに売っているアイスクリームは、大きな紙の容器に入っています。おやつにアイス クリームが食べたくなった私は、冷凍庫からアイスクリームを取り出し、適当に掬ってお皿に入れまし た。それを見た義母は言いました:
「まぁ、そんなに少しでいいの」

こんな場面が続いた後、夫によれば義母は笑いながらこう言ったそうです。
“ Your wife is stingy!”

なんとまあ、私は今は亡き義母にけちだ、と言われたんです! 今更ですけど心外なので、 クラスが終わってから、私は心の中で義母に釈明しました:

アメリカ人って何でも過剰なんです。多すぎるのなら残したらいいと、食事の際たっぷりの量を用意するでしょ。 アメリカで生まれ育ったお義母さんにとって私の適量は、「理解の度を越えてあまりにも少なすぎ!」だったんですよね。

そして私を可愛がってくれたお義母さんは、私のことをけちだと思うことで、 私の行動と私を受け入れようとしたんですよね。

あのね、お義母さん。私はアメリカでの食事の量の多さに辟易して、見るだけで食欲をなくし、 外食の時にはいつも食べきれずに残していたんですけど、日本人の子どもは食事のときに「きれいにきちんと食べて、残さないように」と教えられるんです。

私たち日本人は、無駄を嫌い節約を美徳とするんです。だからエリちゃんは悩み、私は無意識に、残さないですむだけの量のベーコンを焼き、ハニーデューを切り、アイスクリームを掬ったわけで、 このことは、けちとは違うと思うのですけれど・・・


「お義母さん、それにしてもあなたの息子は、あなたそっくりの優しい目をしていますね・・・」

なんてついでに思い出に浸り始めたら、我が家の女王ネコ Queen of Sheba からお声がかかりました。 彼女に従って後をついて行かなくてはならないので、私は最後に急いで聞きました:

「ところで、まだ私のことをけちだと思いますか、お義母さん?」

11/8/2013




ライラックです。娘たちに誘われて映画『風立ちぬ』を観に行きました。
映画館で映画を観るのは2,3年前の『禅』以来久しぶりです。というよりは最近映画館とはあまりご縁がないと言った方が正しいかもしれません。
零式戦闘機を設計した堀越二郎の半生を描いた映画であるというのが、唯一私のこの映画に対する予備知識でした。
はじめて見る大画面でのアニメは、二郎役の声優(庵野秀明さんと後で判明、声優ではありませんでした)の棒読みのセリフが何となく気にはなりましたが、我が家の小さなテレビの画面で見るのとは雲泥の差で、あくまでも美しく、微に入り細を穿った描写はさすがジブリだと感心して見ていました。

しかし、物語がいつの間にか堀辰雄の『風立ちぬ』の小説の展開と類似してきたことに気がつき、『何故?』『宮崎駿の意図は?』『堀越二郎とどういう関係があるの?』という疑問が私の心の中で渦巻き、何となく映画に集中できなくなっていました。
そんな思いの中、最後の方にあらわれた一編の詩が長い間忘れていた様々な想い出を呼び起こしてくれたのです。

その詩は以下のようでした。

        誰が風を見たでしょう
        僕もあなたも見やしない
        けれど木の葉を震わせて
        風は通り抜けて行く

         《風よ翼を震わせて
         あなたの元へ届きませ》


《》の中の部分は作者のオリジナルだと思います。

この歌は私が小学校の中学年の頃、学芸会の劇中歌としてとびきり歌が上手だった隣のクラスのYさんという子が独唱した歌でした。私はそのメロディーと歌詞が好きで得意になって家で歌っていたものです。
それを聴いていた父が「多分その歌は英語の詩を訳した歌だと思うよ。」と言って、原詩の一節を英語で教えてくれたことがありました。でも、その当時の私は残念ながら英語などには全く興味がなく、覚える気など毛頭ありませんでした。
独唱したYさん。歌の下手な私は羨ましい思いで彼女の独唱の練習風景を眺めていたものです。
そんな彼女もいつの間にか風の如くどこかの学校に転校して行き、二度と彼女の歌声を聞くことはありませんでした。
Yさん、今頃どこでどうしているかしら?

歌の題名は忘れてしまいましたが、ネットで検索すればわかるかも?と検索してみました。
ちゃーんとありました。風という題名の歌でした。ネットってすごいです!

「風」  作詞:C.G. ロセッティ、訳詞:西條八十、作曲:草川信

1 誰が風を 見たでしょう
  僕もあなたも 見やしない
  けれど木(こ)の葉を 震わせて
  風は 通り抜けてゆく

2 誰が風を 見たでしょう
  あなたも僕も 見やしない
  けれど樹立(こだち)が 頭を下げて
  風は 通り過ぎてゆく


(原詩)

1. Who has seen the wind ?
    Neither I nor you;
    But when the leaves hang trembling
    The wind is passing thro'.

2. Who has seen the wind ?
    Neither you nor I;
    But when the trees bow down their heads
    The wind is passing by.



< 西條八十の訳詞に、大正10年から「赤い鳥運動」に参加した草川信が曲をつけ、この名歌ができあがりました。
草川信のメロディは、日本なら10月、ヨーロッパなら6月の晴れた日のように爽やかで後味がよく、詩の内容をこのうえなく生かしたものとなっています。
ただし、訳詞に合わせた曲なので、原詩では歌えません。>
(上記の<>の中は『二木絋三のうた物語』より引用)

1番の  passing thro’   と2番の  passing by   の訳詩、韻の踏み方など英語と日本語とあわせて読む面白さもあらためて知らされ、『風立ちぬ』の映画が私を思いがけない想い出へと誘って(いざなって)くれたのは嬉しいことでした。

11/02/2013




新しいゲストが来てくださったのでご紹介いたします。 私にとってドラキチさんは「能ある鷹は爪を隠す」の英訳、 Still waters run deep. から受けるイメージを持つ、すてきな方です。 幅広い趣味や関心の一つに英語(の歌)もおありなんですね。 いただいた記事から、そんなドラキチさんの青春時代を垣間見てほのぼのとした気分になりました。


                   *********************************


はじめましてChatterさん、ドラキチと申します。
このブログのファンになり、ブログの更新をいつも楽しみにしている一人です。

60代となった私も今、この「英語アラカルト」を読み、あらためて自分の青春時代の英語との関わりの苦い記憶がよみがえりました。

私が青春時代によく聴いていた洋楽のシンガーは、カーペンターズ、サイモン&ガーファンクルなどです。当時、LPアルバムの値段は2千円以上していて、そんなに簡単に買える金額ではありませんでしたが、 毎月1枚ずつ買っていて、数十枚の洋楽LPが、今でも私の書棚に大事にしまってあります。

当時のカーペンターズの大ヒット曲ナンバーにお馴染みの YESTERDAY ONCE MORE などがありますが、当時、何百回と聞いたはずの曲なのに、いまだに原曲の歌詞がうまく歌えません。

サイモン&ガーファンクルの大好きな曲「サウンド・オブ・サイレンス」、「スカボロー・フェア」なども、しかり・・。

これは何が原因しているのかと、自分なりに考えてみると、学生時代に受けた日本の英語教育のせいではないかと思うのです。 高校受験、大学受験のための英語の授業、学習に明け暮れ、何年間が勉強してはずなのに、 しゃべれない、発音できない日本的な英語教育のせいだと。
(うまく歌えないのは、音痴が原因している部分が多分にありますが)

これらの曲の歌詞を今見ても、それほど難しい単語など使われていません。
むしろ日本人にとって、中学校で習った単語ばかり。それなのに、 YESTERDAY ONCE MORE が「イエスタデイ・ワンス・モア」と日本語的な発音になってしまう自分が情けなくなります。

でも今、これらの曲を聴くと、当時、歌詞の意味さえわからずに歌っていた箇所が、 今になってようやくわかるのは、歳を重ねてきた結果なのでしょうか。

10/26/2013




こんにちは。ちゃたーです。

このページ、ちょっと変えたんですけど気付いていただけました?
そして、ひょっとして、
Chatter さんは、どうやってページを作っているんだろう?」
なんて、関心を持っていただけました?

今日はそんな疑問にお答えいたします。
関心がなくても・・・読んでね。

このページが手作りだということは前に書きましたよね。

手作りとはどういうことかと申しますと、手書きということです。
じゃあ手書きとはどういうことか?
「メモ帳」ソフトに記事と HTML のタグをタイプすることです。

ホームページビルダーとかを使ってページを作る場合:
おそらくまずはプレビュー画面で、レイアウトを見ながら作りますよね。
すると同時に、HTML ソース画面にタグも裏書きされるのですね。

手書きではメモ帳が HTML ソース画面で、ブラウザがプレビュー画面:

メモ帳でテキストファイルと HTML ファイルの二つを作ったら
HTML ファイル をクリックしてブラウザでレイアウトを見ます。
イメージと違うとか不具合があればテキストファイルを修正して
再び HTML ファイル で確認するという作業を繰り返します。

HTML ファイルとは今ご覧いただいているページです。
上の表示メニューのソースが、手書きされたテキストファイルです。

ついでなので、ちょっとソースを開けてみていただけますか。

「わっ! これ全部タイプしたの?」と思われた方。
一旦構成ができてしまえば、見た目ほど複雑ではないんです。
更新の際には、コピー・貼り付けがほとんどで
新しい記事への改行タグやリンク、線の色などを編集する程度。

HTML ( HyperText Markup Language ) は言語ですが
この英語を基にしたコンピュータ言語知識をお持ちの方には
Chatter のページ構成なんて単純だな、とお分かりですね。

ただ、面倒で時間のかかる作業ではあります。
ではなぜ、ホームページビルダーや既存のブログを使わないのか・・・

暇だから・・ではありませんよ。
HTML のタグは簡単な英語(文法)みたいですね。
シンプルなページですし、好きなように作りたいんです。

気に入った無料画像ファイルが見つかると幸せで
それを使ってきれいな色のページができると嬉しくて
HTML タグを打ち込んで、命令通りの画面が表れると快感で、と
ブログのページ作りは楽しいです。

ただ今、ページを冬バージョンに変えようと考案中の私。
どうぞ楽しみにお待ちくださいね。

10/20/2013








       ゲストの部屋

↑このページのトップへ