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前回フランス料理について触れながら、「ロサンジェルスで生活していたとき、なぜフランス料理を食べなかったのか」と私、 後悔しました。フランス料理って堅苦しいイメージで、気楽に楽しめないと思ったこともあります。 でも一番の理由は多分、好きだったイタリア料理を自分で作り始めたからかも。今日はそのレシピの一つをごご紹介いたしますが、 まずはその前に、私がお料理を始めるようになったきっかけをお聞きください。

今は亡き義母のグレィスと暮らし始めてしばらくしたころ、夫がイタリア食料品店に連れて行ってくれました。 そこにはさまざまな食料が種類豊富に置かれていました。夫がまず向かったのはあるセクション。 昔のことで記憶が定かではありませんが感覚としては、 500枚入りのコピー用紙の束を二つ重ねたくらいのサイズの段ボール箱が雑多に置かれています。 この箱の中見は、いわゆるマカロニやスパゲッティ。箱にタイプされた種類のパスタが、 小分けも包装もなくどさっと入っています。コストコを知っている今の若い方は驚かないかもしれませんけど、 箱単位でパスタが売られているなんて、そのときの私にはカルチャー・ショックでした。同時に、 生のパスタ、チーズ、オリーブなど欲しい食材に囲まれて、みんな買っちゃおう、くらいに興奮した私は、 すっかりこのお店のファンになったのでした。

車の運転ができず、仕事が見つからず、まだコミュニティ・カレッジにも通っていなかった私には時間がたっぷりありました。 そこで、このお気に入りのイタリア食料品店で材料を手に入れて、イタリア料理を作ってみようと思い立ちました。 購入したお料理の本のうち、よくレシピを利用したのが、イタリアン・パスタ、イタリアン・ソーセージ、チキンの3冊。 幡豆町にお引越ししてからはずっと本棚に置かれたままでしたが、今この本を手にとって見てみると、 好きなレシピのページが折ってあったり、ページが剥がれていたりしています。裏庭を見渡せる窓のあるグレィスのキッチンで、 レシピとにらめっこをしながら作っていたのですね。

ではではそんな中から、材料を手に入れやすいパスタ料理「ペンネ・プッタネスカ」のレシピをご紹介いたします。 ブラック・オリーブとケイパー(ケッパー)が使われていますし、簡単に作ることができるので、私のお気に入りの一つでした。 オーブンがなくてソーセージをブロイラーで焼けなかったり、イタリアン・ソーセージを手に入れることが難しければ、 イタリアン・ソーセージやプッタネスカでネット検索し、その中からお好みのレシピを見つけてくださいね。 市販の粉チーズではなく、チーズの塊りを買ってチーズ用おろし金でおろしたものを上にかけ、 このお料理の写真のように赤ワインを添えたら、ちょっと贅沢な気分になれそうですね。

*実は最初、2種類のオリーブを使う鶏肉料理をご紹介しようと思ったんです。 でも翻訳を終え、最後に何気にレシピをよく読んだら、これ、イタリア料理ではなくスペイン風料理。 大ショックでしたが、また機会があればこちらもご紹介しようと、心を静めたちゃたーでございます。






       450g   辛い生イタリアン・ソーセージ
 1/4カップ   オリーブオイル
   大さじ 2   バター
   大さじ1   にんにく(粗くみじんに刻む)
1.5 カップ   たまねぎ(粗くみじんに刻む)
   2 カップ   トマト(湯むきし、種をとり、粗く刻む)
小さじ 1/4   赤唐辛子(つぶす)
   大さじ 3   バジル(粗くみじんに刻む)
   1カップ   種なしブラック・オリーブ(スライスする)
大さじ 2.5   ケイパー
       450g   パスタ(もちろんペンネ)
       塩、挽いた黒こしょう、
       チーズ(おろしたパルメザンかロマノ)
《4人分》

・ソーセージを8-10分ほどブロイルする。一度だけ裏返す。
・ソーセージを取り出し、1センチほどの一口サイズに切る。
・パスタ用の鍋に水を入れ火にかける。
 (ソースができ上がるころパスタも茹であがるように調整する)
・大きなフライパンにオリーブオイル、バター、ニンニクを入て熱する。
・バターが溶けたらタマネギを加えて、中火で10分ほど調理する。
・ソーセージ、トマト、赤唐辛子を加えて、時々かき混ぜながら5分ほど煮る。
・バジルを加えて、さらに5分ぐつぐつ煮る。
・ブラック・オリーブとケッパーを加える。
・弱火にしてさらに5分、またはパスタが茹で上がるまで、煮る。
・茹であがったパスタざるにあけ、再び鍋に戻す。
・その中にソースを加えて、ソースとパスタを丁寧に和える。
・好みの量の塩、こしょうを加える。
・熱いうちにお皿に盛り、上にチーズをかける。(4人分)

11/25/2014




秋が深まり、冬の寒さを感じる今日この頃。 世界的にもてはやされている『ボージョレ・ヌーボー』の解禁日も近づいて来ました。 ボージョレ・ヌーボーの売り出し日は11月の第三木曜日と決まっていますから、今年は11月20日、 もう明後日です。Thanks Giving Day が11月最後の木曜日で、その日はアメリカ中で七面鳥を食べるように、 この日は世界中でボージョレ・ヌーボーが飲まれるのですね。

昔サンフランシスコに住んでいたときに、観光目的でナパのワイナリーに行ったことはありますが、 ワインを嗜むという高級な趣味を持たない(実はお酒がほとんど飲めない)私。 先日たまたまある本を読んで、解禁日のことを知りました。

本についていえば私、幡豆町に引っ越してきて以来、ずっと幡豆図書館を利用しています。 読む本はほとんど図書館のもので、図書館の入り口近くにある、 除籍となった本が置かれているリサイクルコーナーからもお持ち帰りしています。 こちらは返却しなくてもいいので、読む本がなくなったときに備えて箱に保存しておくのです。

ある本、というのはその緊急箱に入っていたもので、 パリ在住の作家戸塚真弓さんの「ロマネ・コンティの里からーぶどう酒の悦しみを求めて」。 ワインに興味が沸いたのではなく、 フランスのぶどう畑の風景を描いた表紙の絵に惹かれて手に取りました。

この本には、作家の、ふだんの暮らしの中でのワインとのつきあいや悦しみが書かれています。 私、知らなかったのですが、ボージョレにもランクがあり、 それによって(日本酒でも同じことと思いますが)、マリアージュというのですか、 料理との組み合わせがあるのですね。 フランス人はワインを飲むとき何を食べるかについて作家は、 ジョルジュ・シムノンが創造した食いしん坊探偵「メグレ警視」を例にとって、 ヌーボーにはこれ、ヴィラージュにはそれ、ムーラン・ア・ヴァンではあちら、と、 この庶民的なぶどう酒にあう、家庭的なお惣菜をあげています。

知らないとはいえワインについては、グラスにしろ壜にしろ実際に色を見、 香りを嗅ぎ、飲んだことがあるのでまだ現実感があります。 でもこの本のあちこちにでてくるお料理は、フランス語はまったく駄目、 ヨーロッパに旅行したこともない私には、まるで絵に描いたモチみたい。 馴染んでいないお料理なので、味が想像できません。

残念に思った私は、フランス料理への理解を深めるため、 もう少しメグレ警視の食生活を調べようと幡豆図書館に飛んでいきました。 スタッフのMさんを急かして在庫調べと予約をお願いし、 翌日には「メグレ警視シリーズ」5冊を手したまではよかったのですが、 読むほうに気を取られてこのプロジェクトは挫折。

とまあ、途中こんな寄り道もしましたが、作家のワインへの愛情や薀蓄は本当に素晴らしく、 退屈させません。フランスの風土、文化、 作家の洗練された生活などにも思いをはせながら読み終えたちゃたーでございます。
以上、ワインの本を読んでの雑感でした。

[最後に]
お世話になっている幡豆図書館のスタッフの皆さまにお礼申し上げたいと思います。 いつも明るく丁寧で親切な応対、ありがとうございます。

11/18/2014




私、運動部に属したこともないですし運動することは好きではありませんが、 スポーツを観ることは大好きです。秋はさまざまなスポーツの試合が行われますね。 最近の私は、一人テレビの前で、楽しくも忙しい週末を過ごすことも多いです。 ではどんなスポーツを見ているのか、と申しますと・・・

アメリカで秋といえば、 ハロウィン感謝祭、 そしてアメリカン・フットボール(カレッジ及びプロリーグのNFL )。 結婚して私も NFL のファンになり、 週に2、3回ほど夫と一緒に録画した試合を見ています。夫のテレビタイムは夕飯時だけなので、 試合が長いと第3クォーターを飛ばすこともありますけれど。

このアメフト、複雑でユニークなスポーツです。まずサイズですが、 NFL では、各チームの登録選手は53人だそうです。スタッフも監督を始めとして、 ポジションのコーチや、トレーナーその他関係者もいるので信じられない大所帯ですね。 選手もポジションに応じてサイズというか体格が違います。 キッカーなどで小柄な選手もいますが、体重が160キロ近い選手もいます。 ユニフォームもヘルメットや肩や肘パット付で重装備ですし、チームの遠征を考えると(維持費を想像しても)、 人事ながら気が遠くなりそうです。

他のスポーツとは大きく異なり、アメフトでは攻撃と守備が別ユニットというチーム構成になっています。 攻撃側のチームは、ファースト・ダウンを取ってゴールへと進撃するのですが、 もし3回のプレーで10ヤード獲得できずファースト・ダウンが取れなければ、通常4回目はキッカーがパントします。 攻守交替となるわけですが、そのとき双方のメンバーも総入れ替えとなります。

NFL を見ていると、 何でもありというか、何が起こるかわからなくて、はらはらどきどきします。 ボールを手に1インチでも前に進もうとする選手、彼をサポートする選手、 何をしてでもそれを阻もうとする相手側選手の、体と体をぶつけてのボールの取り合い。 QB (クォーター・バック)による素晴らしいロングパスと華麗なるレシーブ、 タッチダウン。遠く遠くのゴールに立つポールに向けて蹴るフィールドゴール。 ゴールからゴールへのキックオフ・リターン、インターセプトやゴール直前でのファンブルで、 突然の攻守逆転。スピードとパワーに圧倒され、 選手の身体的能力の高さ(オリンピックに出られるほど早く走る選手もいるとのこと)や頭脳に脱帽しながら、 時には興奮のあまり叫んだり、素晴らしいプレーを目にして夫と目を合わせて賞賛したり、 私はこのドラマチックなスポーツを楽しんでいます。

さてさて次はフィギュアスケート。今年は真央ちゃんが休養、 鈴木明子さんと高橋大輔さんが引退したのでつまらないかも、と思っていましたが、 グランプリシリーズ2回目のスケート・カナダでは、無良崇人選手(金メダル)の演技や、 宮原知子(銅メダル)・本郷理華選手の演技が新鮮で感動的でした。羽生結弦選手、 今年も素晴らしい演技をみせてくれますように。カナダのパトリック・チャン選手は今シーズン休場で、 とても残念です。

ところで秋も深まった今、今年は予想外にもテニスの楽しみが残っています、そう、錦織圭選手です。

錦織は5月に初のトップ10入りを達成し、全米オープン準優勝で8位に浮上。 楽天ジャパン・オープンでツアー今季4勝目を挙げて6位になり、 前週のマスターズ・パリ大会4強でポイントを積み上げた。 9日開幕の ATP ツアー・ファイナル(ロンドン)で今季を締めくくる。(スポーツ報知 11月4日)

錦織選手、マスターズ・パリ大会では残念ながら準決勝でジョコビッチ選手敗れたものの、 11月3日に、世界ランキングが5位まで上がりましたね。 「きゃああ〜、圭さま、おめでとうございますぅ!」と心の中で拍手喝采する私。 ATP ツアー・ファイナル(ロンドン)は当然録画予約済で〜す。

NBA(バスケットボール)もついに10月28日(現地)に開幕し、 夫と私はクリーブランド・キャバリアーズとニューヨーク・ニックスの試合をみました。 クリーブランド近郊出身のスーパースター、 レブロン・ジェームズ(キング ジェームズと呼んでね)が古巣のキャブズに復帰し、 ホームで初プレーするということで、NHKが話題の試合を放映してくれたのでしょうか。 NBA、大変面白いですが、 6月初旬までとシーズンが長いです。そこで年内は、ロサンジェルスの2チームの試合があれば楽しむつもり。 NFL 優先、です。

ロサンジェルスの2チーム・・・と書いたところで思い出しました。 ロサンジェルス・クリッパーズの試合を見たことがあるんです、私。 妹夫婦が訪ねてきたとき、名門レーカーズのチケットは残念ながら手に入らなかったので、 当時は弱小チームだったクリッパーズの試合に4人で出かけたのでした。 そのクリッパーズ、昨シーズンは快進撃を見せ、今年も期待できそうですが、 レーカーズは11月7日の時点で5連敗。ファンであるレーダーズに続きレーカーズもだめなんて、 かわいそうな夫・・・

その他には・・・女子バレーボール(Vリーグ)。野球は昔好きで、 阪神甲子園球場の近くに住んでいたときには、阪神タイガースの試合や夏の甲子園を見に出かけました。 私たち、野茂英雄投手が MLB のロサンジェルス・ドジャーズに入団した年(1995年)にアメリカに移住しましたので、 当時はわくわくしながら彼の活躍をテレビ観戦したものです。 そういえば、野茂投手の試合が見たくて、3回ほどドジャー球場に連れて行ってもらったことがあります。 彼は奪三振の多さから「ドクターK」、 その投法から「The Tornado(トルネード)」と呼ばれてアメリカ中を沸かせました。 その後メジャー・リーグで多くの日本人選手が活躍するようになりましたが、 それはパイオニアとしての野茂投手の功績ですね。

野茂投手といえば、相方の捕手ピアッツァや、 野茂投手から2年遅れて名門ニューヨーク・ヤンキーズに入団した悲劇の人、 故伊良部秀輝投手の名が浮かびます。彼は「和製ノーラン・ライアン」と騒がれての初登板でしたがその後振るわず、 彼を思い出すとつらいものがあります・・・

なんて、いつの間にか秋のスポーツから思い出話に移ってしまいましたので、 ちゃたーの「スポーツの秋」編、これで終わりにいたします。

11/8/2014








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