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禅寺の 白雪芥子や 風薫る  詠み人知らず


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シラユキゲシは中国原産のケシ科の宿根草です。 白い雪のような花色とケシ科の花であることからシラユキゲシと名付けられました。
しかし、茎を切った時にオレンジ色の樹液のようなものが出るため、 原産国の中国では『血水草』という和名や英名とは似ても似つかない名前で呼ばれているようです。

シラユキゲシの花は、写真を見てもお分かりのように、白い花びらと黄色いおしべの対比が美しく、 とても優しい感じの花です。

しかし、花の印象とは異なり、暑さ寒さに強く、繁殖力が旺盛で、 地下茎を四方八方に伸ばして生息地域を広げていくために、植える時にはちょっと注意が必要な植物だそうです。 私もかなり昔、この花の清楚な美しさに惹かれ、友人に苗を分けてもらいましたが、適当な場所がなかったために、 プランターに植え、地植えを怠っていたのは正解だったと思いました。

花言葉は『優美』です。しとやかで優しい花だからでしょうか。
※写真は安泰寺さんのシラユキゲシです。
4/18/2017    









山菜の王様  タラの芽

たらの芽の とげだらけでも 喰われけり  小林 一茶


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タラの木はウコギ科に属する落葉性の低木で、日本全国どこにでも見られる低木です。 桜の8部咲きの頃に合わせるように生えてくる新芽は、タラの芽と呼ばれ、 山菜の中でも特に美味で、山菜の王様とも呼ばれ、天ぷらやおひたし、 和え物などにして食され、春の味覚として殊の外珍重されてきました。

たらの芽は山菜特有の味と、もちっとした食感とほのかな苦みがあり、 天ぷらにするのが最も美味しいとされ、人気の秘密になっています。 そのために、栽培法も研究され、12月ごろから店頭で見かけるようになってきました。
 昨日、あるスーパーで見かけたものはつぼんでいて、 大きさもそろっていて立派なものでしたが、1個100円ほどすることがわかり、 その高価なことにびっくりしました。
 天然ものは、栽培品種と異なり、一味違いますが、乱獲により減少傾向にあり、 採取は難しくなりつつあるそうです。タラの芽は通常、頂芽のみが採集の対象で、 側芽や胴芽まで取ってしまうとその枝は枯れてしまうからです。

タラの木は芽が美味だけでなく、樹皮は民間薬として健胃、強壮、強精作用があり、 糖尿病にも効くと言われています。また、芽を食べることで同じような効果が期待できると言われ、 いいことづくめの木です。

註:写真は栽培品種のタラの木ですが、棘のあるものとないものと2種類あります。
しかし、棘のある木は何故か弱く、年々減少傾向にあります。色の濃いもの(メダラ)の方が丈夫です。
4/4/2017    








春寒に  もう開きおる  諸葛采(しょかっさい)  詠み人知らず


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全く植えた覚えがないのに、今年も薄紫色の可憐な花が畑の隅で咲きはじめました。 もう何十年も前に、この花の持つ楚々とした美しさに惹かれ、近所の方に苗を分けていただいたことがあります。 「この花の名前はハナダイコンですよ。」と、教えていただきました。その時、 植えた場所は今咲いている場所とは全く違う場所でした。

ハナダイコンは春になると次々と花を咲かせ、約1か月位私たちの目を楽しませてくれます。 耐寒性があり、格別な肥料もいらず、こぼれ種から発芽し、生命力が強く、 野生化したものをそちこちで見ることができます。

今回、この花のことを調べてみたら、俗にハナダイコンと呼ばれる花には
1. 『ハナダイコン』
2. 『ムラサキハナナ』『オオアラセイトウ』『ショカッサイ』
という2つの種類あることがわかりました。 (詳しくは上記の赤色の文字をクリックして下さい。)


これらの花が大根の花と似ていることから、両者にこのような名前がつけられたようですが、 『ムラサキハナナ』『オオアラセイトウ』『ショカッサイ』を『ハナダイコン』 と呼ぶのは正式には認められていないそうです。

沢山の名前を持つムラサキハナナは江戸時代に中国から日本に渡来したと言われています。 ショカッサイ(諸葛采)という名は中国名ですが、現在では和名として通用しています。 花言葉は『知恵の泉』だそうです。

3/21/2017    









「花の蜜 だーい好き」 メジロ

見えかくれ 居て花こぼす 目白かな  富安 風生


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この動画は家人が「寒椿の花にメジロが来てるよ。」と教えてくれたので、慌ててカメラを取り出し、 居間からガラス戸越しに撮影したものです。 (「ザーッ」という音は、加湿器の音です。 この音は何故かわかりませんが、お使いのパソコン等の機器によっては、聞こえないこともあります。) またとないチャンスに、今度はそうっとガラス窓を開けたら、 耳がいいのか慌てて他の木に飛び移って行き、姿が見えなくなってしまいました。

動画でもお分かりのように、メジロは大変小さな鳥です。緑がかった背中、 名前の由来にもなっている目の周りの白い輪が特徴的な全長約12cm位のスズメよりも小さい鳥です。 雄と雌は同色です。面白いことに英語名も White-eye なんです。

メジロは花の蜜や果汁が大好きです。以前、庭に棚を作って、 みかんを半分に切ったものを並べて置いたことがありますが、強いヒヨドリが来て、 メジロを追い払ってしまうので、やむなくやめてしまいました。

「多くの人や物事がぎっしり並んだり続いたりすること」という意味の「目白押し」という慣用句や、 子どもが一列に並んで押し合う「目白押し」という遊びがありますが、 メジロがお互いに押し合うように枝に並ぶ習性があるところから生まれた言葉のようです。
でも、私は未だかつてメジロがそんなふうに並んでいるのを見たことがありません。

3/7/2017    

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