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ツワブキ(石蕗)

本堂へ 橋をかけたり 石蕗の花   夏目 漱石


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お墓参りがてら、安泰寺さんへ行ったら、石段の隅っこにひっそりと石蕗(ツワブキ)の花が咲いていました。

蕗(フキ)という名前がついていますが、蕗の仲間ではありません。葉の形が蕗の葉に似ていて、しかも艶やかなので、 「艶蕗(つやふき)」「艶葉蕗(つやばぶき)」が転訛して「ツワブキ」になったと言われています。 漢字で「石蕗」と書くのは、もともと海岸の岩場や崖などに自生していたからだそうです。

石蕗は日陰でもよく育ち、冬でも緑の葉が茂る常緑多年草で、草丈は 30~50p 位で、 晩秋から冬にかけて菊の花に似た黄色い花をつけます。園芸植物として、主に日本庭園で、 石組みや木の根元などに使われ、古くから親しまれてきました。

石蕗の葉や根茎には抗菌作用があり、食あたりや下痢に効果があるそうです。 また、生の葉を火であぶり、柔らかくなったらちぎって患部に貼ると打撲、おでき、切り傷に効果があります。 これは実際に試したことがありますが、効いたように記憶しています。

石蕗の葉は天ぷらにすると美味しいと聞いたことがありますが、私はまだ食べたことがありません。 九州名産の「きゃらぶき」は、この石蕗の茎で作られるそうです。どんな味がするのか、 一度食べてみたいような気がします。

石蕗は「石蕗(つわ)の花」として、冬の季語になっています。 花言葉は「いつも笑顔で変わらない」「謙遜」などです。

11/12/2017    







セイオウボ(西王母)

西王母 半開きにて 落ちにけり 詠み人知らず


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昨年の9月の半ば頃でした。我が家を訪ねて来た知人が、玄関の一輪挿しにさしてあった筒状の『西王母』を見て、
「この花は何ですか?まさか椿じゃないですよね?」
と、びっくりしたように私に尋ねました。

驚くのは無理からぬことで、暑い日に椿の花に似た半開きの筒状の花を見れば、誰でも??と思うからです。 この『西王母』は早咲きの椿の一品種で、江戸末期に加賀藩士が開発し、 特に金沢では茶花として高く評価されている名花なのです。 この花はパッと開かずに、やや筒状に咲くのが特徴と言えるかもしれません。

もともと『西王母』は、中国の神話に登場する仙女の名前で、 3000年に一度結実する不老不死の霊薬とされる桃の木の所有者でした。 椿のつぼみ のふっくらとしたところが、桃の実を思わせるのでこの名前がつけられたと言われています。

『西王母』は9月頃から3月頃まで花をつけ、開花期が長いことでも珍重されています。 花言葉は「夢がかなう」「聡明」です。

※  『西王母』の花は一度に沢山咲かない上に、天候不順できれいな花びらがなく、
       残念な写真になってしまいました。

10/31/2017    









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この写真はいつの間にか我が家の畑から消えてなくなった風船唐綿です。友人と散歩していて見つけたこの植物には、 ちょっぴり悲しい想い出があり、懐かしくて遠くの方からこっそり撮らせてもらいました。

退職してから、何もわからぬままに始めた花作り。若くして亡くなられたご近所の方が、「実がなると、生け花にも使えますよ。」 と言って、何種類かの苗を下さった中に、この風船唐綿が入っていました。
そして、花の育て方を懇切丁寧に教えて下さいました。その方の花畑には珍しい花が、いつもいっぱい咲いていたものです。

この風船唐綿は6〜7月に 白っぽい可愛い花 を咲かせますが、花より写真のような実がユニークで風情があり、 ハリセンボンのようなとげが特徴です。このとげようの物は柔らかくて触っても痛くありません。 実がなった時には嬉しくて、この実を主材にして早速生け花に使いました。

初めて、風船唐綿に鋏を入れた時、白い樹液が出ました。今回、知ったのですが、この樹液は、 目に入ると角膜が白く濁り、霞んで見えなくなるという毒があるのだそうです。点眼薬で治るそうですが、注意が必要とのことです。

晩秋になり、 実がうす茶色に変色 してくると、実がはじけて、裂けた実から多くの綿毛がついた種が出て来て飛散します。 この種は寒さにあまり強くないとのことですが、幡豆は暖かいのか放っておいても、翌春には芽が出てきました。
ただ、風船唐綿をアブラムシが好むらしく、消毒をしないと、上の方にびっしりアブラムシがついたのには、悩まされました。

花言葉は「隠された能力」(風船唐綿の花)「いっぱいの夢」(風船唐綿の実)です。

10/15/2017    


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