申年よ さようなら!

ジョージ、ゴー ホーム!



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様々なことがあった申年の2016年も残すところ僅かになりました。申年がなぜ猿なのかは、 無学な庶民に十二支を浸透させるために動物の名前を当てた等、諸説があるようですが、 申年のこの秋に、どこからか猿が一匹、ここ西幡豆町地区のはずが丘組やその周辺に姿をあらわすようになりました。 オスのニホンザルです。どうやらはぐれ猿のようです。
考えようによっては、申年に猿が現われたのですから、縁起がよいのかもしれません。
でも……。

この猿(毎日頻繁に顔を合わせるので友人がジョージと名付けました)は神出鬼没で、 いなくなったかなぁと思っていると、またすぐに姿をあらわします。
非常に仲が悪いことを例えて『犬猿の仲』と言いますが、これは真っ赤なうそみたいです。 ジョージは犬が大好き。お友達になりたくて犬を飼っている家に好んで遊びに来ます。 ジョージが犬小屋にちゃっかり入っていても、犬は吠えたりせず、大人しくしているのですから不思議です。

猿は古来、山神としてあがめられ、『桃太郎』や『さるかに合戦』などの物語では重要な役割をはたすなど、 比較的身近な動物でした。一方こちらのジョージの場合……。
丹精を込めて育てた畑の作物をかじったり、糞をあちこちにしたり、ドアを開けようとしたり、 ベランダに干した布団や洗濯物の上に乗ったり、 車の上を歩いたり等々の行動が目につくので、現況を市役所や警察にも伝え、対応をお願いしました。

ジョージも、ここに居続ければ、これから一人ぼっちで寒い夜を過ごすことになります。
去りゆく申年とともに、野生のジョージ、早くおうちを見つけて帰ってね。


今年も『いつもいっしょ幡豆いきもの写真館』を訪ねていただき有難うございました。 来年も『やろまいネット幡豆』をよろしくお願いいたします。みなさま、良いお年をお迎えください。

12/30/2016    









山茶花(サザンカ)

山茶花を 雀のこぼす 日和かな  正岡 子規


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我が家の庭先では、今年もサザンカの真っ赤な花が咲き、貴重な彩を添えてくれています。 毎年、この時期の12月初めから年末頃まで花をつけます。

ところで椿(ツバキ)と山茶花(サザンカ)の花はよく似ていますが、区別がつきますか。 同じツバキ科ですが、ツバキは英語でカメリア Camellia 、 山茶花はサザンカ Sasanqua とそのままだそうです。
見分け方は、
・サザンカ→秋〜冬に花を咲かせる。ツバキ→初春に花を咲かせる。
・サザンカ→花びらがバラバラに落ちる。ツバキ→花ごとおちる。
・サザンカ→葉のギザギザが目立つ。ツバキ→は葉のギザギザがない。
など、ありますが、私も子供の頃は全く見分けられませんでした。

サザンカの花言葉は、「困難に打ち勝つ」「ひたむきさ」です。寒い冬の木枯らしの中、 必死に咲くサザンカの姿にふさわしいですね。

サザンカを見ると、つい口ずさんでしまうのが 童謡「たき火」です。 2番の歌詞「♪サザンカ、サザンカ咲いた道」が浮かびます。今ではたき火ができなくなってしまいましたが、 昔はたき火と焼き芋が冬の風物詩でした。昔の風物詩が一つずつなくなっていくのは、 ちょっと寂しいですね。

12/20/2016    









小野ヶ谷のもみじ寺(長寿尼寺)の紅葉

うらを見せ おもてを見せて 散るもみぢ  良寛


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昔、もみじ寺の紅葉がきれいだったことを思い出し、散歩がてらもみじ寺に出かけてみました。
途中出会った方が「もみじ寺の紅葉はもうあかんよ。寺も廃寺になって、 紅葉はほとんど切ってしまったでね。」と言われました。
確かに荒れはてた感じはしましたが、雑草が生い茂っている中にも、まだ残っている数本のもみじやその他の木々が、 赤や黄色に色づいている様は、もみじの名所などには見られない自然の美しさがあり、 秋の紅葉(コウヨウ)を十分堪能することができました。

もみじは「紅葉」と書きますが、「コウヨウ」とも読みます。現在では、 広い意味で「コウヨウ」とは秋に野山の木々の葉が、 紅や黄色に色づく意味で使うのが当たり前になっていますが、 昔は黄色に色づくのを黄葉(コウヨウ)と言って区別していたようです。

もみじ寺の入り口には写真のような 孝行むすこと山津波 という悲しい民話の由来を記す立札が立っていました。 寺にはその孝行息子(勇吉)の顕彰碑が残っています。詳しくは上の青色文字をクリックして、 更に左の目次の18「孝行むすこと山津波」の項をクリックしてみてください。 幡豆の民話の一端にふれていただければ幸いです。 (「幡豆の民話」は「やろまいネット幡豆」からのリンクページです。 よろしければ やろまいネット幡豆 のホームページへもどうぞ。)

上の写真はそんなもみじ寺の佇まいをコラージュ風にまとめたものです。 写真を撮った時間と撮影者の腕の問題で、はっきりしない写真が多いのはお許しください。

12/11/2016    









イソギクとハナイソギク
(磯菊・花磯菊)

磯菊が 蕾めり安房の 舟溜  阿部 肖人


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もう20年以上前でしょうか?生け花の素材にといただいた1本のイソギクが、いつの間にかたくさん増えて、 今年の春に勿体ないと思いつつ、思い切って間引きをしました。多年草で地下茎で増える生命力が旺盛な花なのです。
あまり手をかけないのに、この秋も沢山の花が咲きました。ふと気がつくと、花が2種類あるのです。 いつからこのようになったのかは定かではありませんが、上の写真のような花(ハナイソギク)が多くなり、 私の記憶にある花びらのない黄色だけの花(イソギク)はほんの少ししかないのです。 それに、よく見ると葉も微妙に違うようです。

イソギクは千葉県から静岡県の主に海岸で見られる野生の多年草で、磯の菊ということからイソギクと呼ばれるようになりました。 この菊は普通の菊と違って、花も葉も独特な外観を持っているのが特徴です。 右の写真でもお分かりのように、花弁の舌状花がなく、黄色の筒状花だけがたくさん集まって咲いています。

どうしてイソギクがトップの写真のようなハナイソギクに化けてしまったのか?不思議に思い、ネットで調べてみたところ、 ハナイソギクはイソギクとイエギク(栽培されている菊)との交雑種であることが分かりました。 そういえば、珍しい品種の菊の花があると、時々庭に植えていたことを思い出し、この珍現象に納得しました。私は昔のイソギクの方が好きだったのに…。

花言葉は、どちらも「感謝」「清楚な美しさ」などです。花の少ない海岸にきれいで清楚な花が沢山咲く姿に、 先人が感謝してこんな花言葉が生まれたのかもしれません。

11/30/2016    









ピラカンサ
(ピラカンサス・トキワサンザシ)

老人に 赤い実固まり ピラカンサ  和知 喜八


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東幡豆の海岸を散歩中に、真っ赤な実をいっぱいつけた見事なピラカンサを見つけました。 ピラカンサの花 は白くてとても小さなかわいらしい花で、 5月頃咲きはじめます。しかし、花よりも秋から冬にかけて、庭や空き地を鮮やかに彩る真っ赤な実が、冬枯れの中で圧倒的な存在感を放ちます。

Pyracantha(ピラカンサ)は、ギリシャ語の「pyro(炎)+ acantha(棘)」が語源だそうです。 火のような真っ赤な実をつけ、枝にはいっぱい棘があるところからこのように名づけられました。ピラカンサは英語で Firethorn(ファイアーソーン)、 中国名は火棘(カキョク)と言い、どちらも棘があり、炎のような赤い実をつけることにちなんで、名前がつけられているのも興味をそそられます。
この赤い実をヒヨドリやムクドリが好んでついばんでいるのを見かけますが、鳥たちは食べ頃を知っているのか、実が熟してくると食べにやって来ます。 でも、棘があるので、食べるのが大変そうです。

花言葉もこの鋭いトゲにちなんで「防衛」、その美しさから「美しさはあなたの魅力」、赤い色から「燃ゆる想い」などがあります。

11/20/2016    









逃げない鳥 ハクセキレイ
(白鶺鴒)

淵静かに 鶺鴒の尾の 動きけり  正岡 子規


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夕方、書斎の窓越しに電線に1羽の「ハクセキレイ」が飛んで来ました。
白と黒のモノトーンの色彩のこの鳥は、よく「逃げない鳥」と言われています。 人を恐れず、近づいても距離を空けて歩くだけで、スズメに比べても警戒心が薄い鳥です。街のあちこちで、 少し歩いてはしっぽを上下に振り、また歩いてはしっぽを振る姿をよく見かけることでしょう。 これはセキレイ独特の仕草です。

ところでこの鳥をよく見ると、足が1本しかありません。片足で電線に止まっているのです。 見間違いではないかと見直しましたが、やはり足が1本でした。(下の写真参照)


どうやら何かのトラブルで片足を失ってしまったのでしょう。でも元気に飛び回っている姿を見て、安心しました。 まさにリオのパラリンピックで見たハンディキャップを感じさせない競技者のようで、その姿に感動しました。

もともと寒い地域の鳥で、日本では北海道や東北でしか繁殖していない鳥でした。しかし50年ほど前からどんどん南下し、 現在は東日本ではありふれた鳥になりました。1980年ごろには西日本まで到達し、生息域はどんどん拡大しているそうです。 (2016.11.5)

11/10/2016    

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